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長谷部訳『蓄積論』復刊

 投稿者:*鬼薔薇@病臥(^^;  投稿日:2007年 4月28日(土)13時15分55秒
  通報 編集済
  諸事に取り紛れたあげく床に臥せったりして解読中断しております。以下、生存証明の雑談。

昨年末の発言に、次のように注記しております。

>>一世紀前の革命の世界認識=歴史認識の点でレーニン『帝国主義論』に比肩しうるのは、やはりローザ・ルクセンブルクの『資本蓄積論』(特にその第三編)だと思います。『資本蓄積論』の邦訳は、青木文庫で出ていた長谷部文雄訳が姿を消して全訳は入手困難ですが、第三篇「蓄積の歴史的条件」だけなら太田鉄男訳で出ております(同時代社、2001年)。
(【第9章】13 ランスブルグ統計の意義と「帝国主義」の歴史認識(2) 投稿日:2006年11月28日(火)23時03分21秒 )

上の青木文庫版長谷部訳、実は戦前の岩波文庫版に手を入れて戦後再刊したものでございますが、昨年それが(上の書き込みより前に) 復刊されていたことを知人から知らされました。

アマゾンの「カスタマーズ・レビュー」には次のようにございます。

「岩波文庫から85年に復刊されましたが、その後は品切れ状態。青木文庫は絶版となっていましたが、今回、青木文庫版が活字を大きくして復刊されることになりました。青木版を使っていますので、漢字も旧漢字です。しかし、マルクス経済学の古典としての本書の意義はあると思います。彼女が考えた再生産論は非常に示唆に富みます。同じ女性の経済学者ジョーン・ロビンソンも彼女を意識してか同じ本を出しています。然し、内容は違いますけど。高価な本ですが、手に入れておくべき本でしょう」。

85年の岩波文庫での復刊は寡聞にして存じませんでした(^^)ヾ。少部数ですぐになくなったのですね、きっと。

上の復刊本はややお高いのが難点ですが、文庫の古書価格は揃いでこれより高いようですし、とにかく全訳が新刊で入手できるのは朗報でございましょう。批判に対するローザの反駁『資本蓄積再論―亜流はマルクスの理論から何をつくったか』(やはり長谷部訳。これが戦後の青木文庫にあったかどうか不明)も収録されているなら、独自の価値をもつ書と思いますが、アマゾンの記事には内容紹介がないのでわかりません。
※グダグダいうならドイツ語で読めばいいじゃん、とか冷やかしが入るかしら?
ちなみに、『蓄積論』の原文や英訳はネット上にあるようですが、『再論』のほうは…?

なお、不破『レと「資」』の特徴のひとつは、レーニンとローザを切離し後者を完全に否定し去るところにございました。それはローザ否定というよりも、両者が共有した「世界体系としての帝国主義」という革命の世界=歴史認識枠の拒絶でございましょう。レーニンのローザ批判『経済学評註』を踏まえつつ、批判的対質をめざしたく思います。

さて、病が癒えたら第10章の続きを読みましょう。
よろしく>臨夏さん
 

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